大図研京都ワンディセミナー「「大学と電子書籍」の現状と未来」終了

しばらく何でもFacebookに書いていましたが、誰でも見られるところに書くのと、閉鎖された場所に書くのとは書き方が違うものです。どちらのタイプの記事も書いていきたいので、久々にこちらも更新します。

大図研京都ワンディセミナー「「大学と電子書籍」の現状と未来」が先週土曜日に終わりました。
案内ページ http://www.daitoken.com/kyoto/event/20130921.html

講師は、慶応義塾大学メディアセンターの入江伸さん。入江さんの話し方は独特でとても魅力的なので、気付いたことを書き留めておきます。

実は入江さんは滑舌が良くはなく、時々言葉が聴き取れません。プレゼン資料では小さい字がたくさん入っている読みにくいスライドが登場したりするし、話の中に初心者ではわからないような略語をポンポン挟んでこられるんです。ここだけ聞いたら、どこが魅力的なの?と思われるかもしれません。

でも、話している内容が面白くて、独自の世界に引きこまれます。他の人からは聴けない情報を話してる、他の人では思いつかないことを話してる、と感じたら、人は必死で聞き取りにくい言葉に耳を傾けるし、必死で見えにくい文字にも目を凝らします。3時間もの間、退屈どころかずっと話に引きこまれていました。

話の内容によってあんなに人を惹きつけることができるんだと思ったら、いろいろ反省しました。
それから、全員が完全にわかる内容にすることもないんだなと。わからなかったりうろ覚えの概念がポンポン出てきましたが、それでも、全体の意味が取れたら話を聞き続けることができます。

なかなか真似できないプレゼン方法ですが、月並みなことしかしていなければ、月並みな話しかできないわけで、いろいろと型を破って他ではやっていない経験を重ねていくと、話の中身もだんだんと魅力的になってワクワクした感じも伝えられるのだろうか?と思うと、後に続きたいです!

当日の様子はツイッターで読んでいただけます。
http://togetter.com/li/567311