大図研全国大会第10分科会(研究支援・文献管理ツール)の紹介

大学図書館問題研究会の全国大会は、8月4日(土)〜6日(月)に
開かれるのですが、2日目は、分科会が主体となったプログラムです。


分科会、というのは、大学図書館員が興味を持ちそうなトピックを選び(今回は12トピック)、それぞれの担当者がそのトピックに関して興味を持った人達と意見交換をしたり、進んだ事例を持つ図書館の人に発表してもらったりして大いにそのトピックについての理解を深めることができる、という会です。

私は第10分科会(研究支援、文献管理ツール)の担当です。
文献管理ツールというのは、研究者が論文を書いたり研究をしたりすることを助けてくれるツールです。

論文を書く前には、研究者はたくさんの論文を読むのが一般的です。論文のコピーの山。一体何をどれだけ読んだのか?そして、自分が論文を書く時にはどの部分でどれを引用したかを明示しなければならないし、最後にリストとして付ける必要があります。それを、過去にはみんなノートに書いたり書き留めて管理していたのでしょう。しかし、今はそれを管理してくれる電子的なツールがあるのです。代表的なツールとして、EndNote, RefWorks, Mendeleyなどがあります。

こういったツールのひとつひとつがどんな特徴を持つか、というようなことは、研究者をサポートする大学図書館員ならば、知っておきたい情報です。今回はさらに、こういったツールをサービスに取り入れていたり、先進的な取り組みをしている図書館からゲストをお招きしています。近年破竹の勢いで広がるMendeleyは、これが無料かと目を疑う素晴らしいインターフェースで私たちを迎えてくれますが、そのMendeleyのAdvisorという二人の方もお迎えします。そしてまた、図書館員の経験を持ちながら、現在は大学の研究支援の部署に勤務されているという方もお迎えします。
これだけのメンバーがそろえば面白くならないわけがない、と思っているわけです。が、私はこのテーマにとても興味がありますが、このテーマにとても詳しいとまでは行かないので、この講師陣が楽しく話ができるように勉強しておかねばと思います。

今年は、午前に6分科会、午後に6分科会と盛りだくさんです。どれにするか迷ってしまってまだ申し込んでいない〜、という方、ぜひ、午後は第10分科会へいらしてください!。Welcome!